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リーマンショック以降、外資系・国内証券会社とも大規模なリストラを行い、一部どうしても充足せざるを得ないポジションを中途採用する以外、ほぼ凍結した状況が続いていました。しかし、米国及び日本株市場の活況により外資系証券会社や国内系証券会社ともその恩恵を享受し業績も持ち直しており、それに伴い徐々に採用が復活している状況です。
昨年末あたりから、大手証券会社ではリストラの反動に加え、業界再編・グループ再編に伴う経営戦略の変化による採用意欲の回復が見られます。募集職種には大きな偏りはなく、幅広い職種の求人が増えていますが、特にバックオフィス、ミドルオフィス、プロダクトコントロール、M&AやECM、DCM、カバレッジバンカー等投資銀行業務に加え、ディーラーや機関投資家営業などのマーケット業務やリテール分野でも求人が増えています。各証券会社の経営戦略等個別事情により多少求人内容は異なるものの、人員構造的に一番手薄であり、現場でフットワークよく動ける20代後半〜30代の若手・中堅クラスの求人が増加しています。
外資系証券会社では、株式市場が活況にも関わらずセカンダリーマーケットの機関投資家営業、トレーディング、調査部門では、目立った求人はありませんが、投資銀行部門の若手採用意欲は相変わらず旺盛です。しかしながら、ここ数年のドラスチックなリストラを目の当たりにし、最近では国内系証券会社から外資系証券会社への転職希望者が減っているようです。
一方国内証券会社では、FA(ファイナンシャルアドバイザー)という契約社員採用がメインであったリテール営業での正社員採用が目立ちます。「元証券マンでも可能」と採用基準を緩和しています。また、大手証券会社に加え、ここ数年自己ポジション等で傷ついていない国内中堅証券会社ホールセール部門では業容拡大のための積極採用をスタートしています。
大手フィナンシャル・グループでは、メガバンクと傘下証券会社の連携をさらに強化してビジネス展開を行おうとしており、増員のための採用が増加しています。個人リテール部門、M&AアドバイザリーやECM、DCM、カバレッジバンカーなど手数料ビジネスは今後の成長分野であり、証券と銀行の協業ビジネスはさらに加速すると思われます。
株式市場は活況であるものの、外資系国内系共各証券会社の経営戦略に応じての採用になっているため、ポジションとしては、各社まちまちです。そのため、オープンになっているポジションは、デリバティブ関連やトレーディング部門、投資銀行部門など多岐に渡っているのが特徴です。しかしながら、採用基準は依然高く、応募に際しては完璧な履歴書・職務経歴書の提出、周到な面接対応準備が必要となります。
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