外資系証券会社への転職
株式会社ウィルハーツ
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外資系証券の最新求人動向
1990年代以降、ハイスペックな証券マンが、「日系証券会社から外資系証券会社」という大きな流れが見受けられました。よりプロファッショなメンバーの中で専門性を磨き、高額な収入を得るといった認識が広まっていました。
しかし、ここにきて「外資系証券会社から日系証券会社という動きが注目されるようになってきました。日系大手金融グループ傘下の大手証券会社の評価が高まっていることが、転職市場にも影響を及ぼしているものと考えられます。
外資系証券会社では、大量採用ではないものの引き続き採用も行っていますが、特定のヘッドハンターなどを使って採用を行なうケースがほとんどです。従って、こうしたチャンスを生かして外資系証券会社でキャリアを構築したいという方は、早期からの準備と人材紹介会社などを活用した情報収集が不可欠となります。その上でタイミングを待っていただくというのが効率的な転職活動といえると思います。
外資系証券会社の求人は、投資銀行部門の求人を中心に、緩やかながら各社の採用意欲が改善しつつあります。特に大手外資系証券会社の投資銀行部門では、ジュニアポジションをメインにコンスタントに採用をしています。
また、PB（プライベートバンキング）部門の採用は、優秀な方がいれば採用をいう程度ですが、意欲は徐々に上昇しております。しかしながら一方で、米国大手金融グループの日本国内リテール部門の売却といった事例もあるため、プライベーとバンカーとしても転職先は慎重に選ぶ必要があるといえるでしょう。各社の詳細な採用状況については、弊社コンサルタントにご相談いただければと思います。
大手外資系証券会社の業務領域は意外に広く、投資銀行部門（IBD）、セールス部門、トレーディング部門、リサーチ部門、プライベートバンキング部門など多岐に渡ります。
投資銀行部門：若手アナリスト、カバレッジバンカー、M&Aアドバイザー
市場営業部門：外債セールス、円債セールス、ヘッジファンド・PEファンドセールス（中央金法向け）、地銀向けセールス
グローバルマーケッツ部門：エキゾチックトレーダー、円金利トレーダー、プライベートバンカー
特に、人気のある職種としては、投資銀行部門のカバレッジポジションやプライベートバンキング部門のプライベートバンカーのポジションです。やはり、投資銀行部門におけるM＆Aのアドバイザリー業務は、業務内容が非常にエキサイティングであり、実力主義で高年収という点に魅力を感じておられる方が多いようです。
【カバレッジ】
大手外資系証券会社から年に数回求人依頼がありますが、採用ターゲットの多くは経験者がメインとなっています。ただし、会計士や金融機関にて親和性の高い業務経験者、戦略・FASコンサル出身者などが対象です。
【プライベートバンカー】
外資系証券会社のプライベートバンキング部門の求人は時折ありますが、求人件数も少なくハードルが高いのが特徴です。外資系金融機関の日本におけるプライベートバンキング（PB）ビジネスは、過去何社も撤退しており、現在は残された数社のみが営業をしている状況です。
先進国にしては異常に少ない数ですが、主な理由としては、監督庁の厳格な規制があります。また、日本の富裕層の多くが資産を増やすことよりも資産承継や事業承継といった、日本独特の法務や税務が複雑に絡んでくる領域に関心が強いことも大きな理由かと思われます。
外資系金融グループと国内大手金融金融機関が折半で出資したプライベートバンキング専業の金融機関の方がハードルも低く、採用予定人数も多く見受けられますが、給与水準は、国内金融機関とほぼ同じ水準です。
