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M&A(企業の合併・買収)は、事業展開のスピード化や不採算部門の売却、海外市場への進出、中核事業の強化等に欠かせない経営戦略の手法の一つとなりました。又中堅中小企業の事業再構築や事業承継のための手法としても活用されるようになりました。
M&A関連の中途採用求人案件数は、引き続き増加しています。背景として為替相場が円安トレンドに大きく移行し、製造業関連の海外輸出による利益拡大と現政権による大規模政策、さらに株式市場の好調というフォローの風が吹いています。M&A業界は国内案件はもちろん、海外マーケットへの進出のための大型案件の活発化に伴い有力アドバイザリーファームやメガバンクグループ証券会社のIB部門で大型案件が増加しています。
BIG4FASでは国際案件の増加でバイリンガルの採用の活発化が見られます。特にアジアに向けたインアウト案件が目立ちます。またBIG4FAS以外にも外資系及び国内大手証券会社、銀行、金融機関、ブティック系アドバイザリーファームなどからの求人ニーズも増加しています。30代の同業他社などでの業務経験者をはじめ英語に堪能な若手ポテンシャル採用のニーズは依然根強く、財務・会計知識やキャッシュフロー分析ができるというスキルがある若手の採用を主要企業では積極採用している状況です。
M&Aのプロセスは、バイサイド側での戦略構築からスタートし、ターゲット企業のリストアップ、さらにその中から希望の条件で絞り込みをかけ、最終的にターゲット企業の順位づけを行います。ターゲット候補企業の優先順位が決定したら、順次コンタクトをして行きます。そしてターゲット企業が買収提案に同意をすれば、、基本合意から始まりデューデリジェンス・企業価値評価と条件交渉、契約締結をクロージングという流れとなります。その流れの各段階では、クライアント企業の担当者や相手方の担当者、あるいはそれぞれのマネージャークラスや役員、それぞれの弁護士や会計士など、さまざまな人と共同で案件を進めて行かなければなりません。
また案件毎に自社のチーム編成を変え、色々な方とプロジェクトを行わなければなりません。こうしたチームワークが必要なビジネスではいくら優秀な方でも、協調性の無い方ではやっていけません。さまざまな人の利害が絡まりあう中で、クライアント企業に最適なディール結果になるよう、常にクライアント側に立った考え方をしなくてはなりません。いくら厳しい競争の世界と言っても、一流のアドバイザーになるためには、お人柄も重要なポイントとなります。面接時では、スキル・キャリアに加えコミュニケーション能力や人柄を突っ込んでチェックしているようです。
本年度もM&A関連の求人は継続的に動きが出てくるものと予想されます。ウィルハーツでは、FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス、ブティック系投資銀行、大手証券会社のIB部門、大手企業の経営企画部など、幅広いクライアントとのネットワークを持っています。M&A関連業務への転職をご検討中の方は、ウィルハーツまでお気軽にお問い合わせください。