未経験からM＆A業務への転職成功ポイント
未経験からM＆A業務への転職成功ポイント
面接Ｍ＆Ａ関連業務への転職を希望する方は相変わらず多く、弊社に相談に来られる方の希望する職種としては、資産運用業務と並んで人気の職種となっています。未経験からM＆A業務への転職成功ポイントを詳しく説明したいと思います。
Ｍ＆Ａ関連のプレーヤーは外資系証券会社や日系大手証券会社の投資銀行部門、メガバンク等の銀行、投資ファンド、大手商社、ＢＩＧ４系ＦＡＳ、会計系や戦略系コンサルティングファーム、独立系FAS、Ｍ＆Ａ仲介会社など様々です。
M&A業界の会社は、企業の合併や買収を実現させるために、アドバイザリー業務や仲介業務などの支援業務を行います。事業会社の経営戦略上のM&Aや中小企業の後継者問題などの影響によるM&A需要の高まりを受け、直近ではM&A業界へ転職を考える人が急増しています。
M&A業界は、基本的に業務経験者が優先されやすい業界のため、転職成功率は経験者の方が高いようですが、未経験者も年齢や必要なキャリア・スキルを押さえておけば、転職することも可能です。
M&A業界の中途採用は、20代後半～30代前半の年齢が中心です。基本的にM&A支援業務は未経験で入社した場合、仕事を覚えてプロフェッショナルとして仕事が出来るようになるまでには、それなりの期間を必要とします。
そのため、業務に必要な知識習得をして仕事を覚えてから長く働いてもらうために、20代後半くらいの年齢層が最も多く採用されております。また、激務になることも多く、体力に余裕がある若い年齢のほうが重宝される傾向にあります。
業界未経験者で30代後半以降になると、採用される可能性はかなり低くなります。そのため、M&A業界への転職を検討している場合は、若いうちに行動するほうが有利に働くことをお薦めします。
学歴としては、現実的には高学歴者が優先的に採用されることが多いです。偏差値が高い大学出身者や高度な学位や資格を保持していると、転職で有利になります。また未経験者の転職では、経歴も重要なポイントです。前職の業種やポジションによって、M&A業界で活かせる経験が変わります。
また、外資系証券会社や日系大手証券会社の投資銀行部門、メガバンク、投資ファンド、大手商社、ＢＩＧ４系ＦＡＳでは、IN-OUTのクロスボーダー案件を扱うことが多く、英語でのコミュニケーション能力が必要となります。英語や中国語が堪能であれば、採用される可能性は高くなります。
評価される資格・知識
金融や会計の知識も、M&A業界での転職活動でで大きな武器となります。その際は、金融・会計の専門知識を証明することができる資格を保有していると高く評価されます。具体的には、公認会計士資格、CSCPA、証券アナリスト、CFA、日商簿記などが挙げられます。
未経験者採用について一番のポイントとなるのは、「Ｍ＆Ａ業務をやりたいという強い意欲」です。ただ、意欲といっても「Ｍ＆Ａ業務をただやりたい」というだけでは面接は突破できません。Ｍ＆Ａ関連の業務をやりたいという以上、それなりにご自身で勉強されており、普段からＭ＆Ａ関連のニュースなど細かくチェックしていることなどは重要なポイントとなります。
企業はなぜＭ＆Ａを行うのか、案件が動き出したときのおおまかな流れ、これまでの案件事例、業界動向、Ｍ＆Ａのアドバイザリーを行うことでどう企業に価値を提供しているのか等々、ある程度面接の場で語れることが重要になってきます。ポテンシャル採用の場合、十分なファイナンスの実務経験や深い知識は無いというのは面接官も理解していますので、まずはＭ＆Ａ業務を行いたい理由を理論立てて説明できることが重要です。
M＆A仲介会社では、中堅・中小の特に事業承継に絡んだＭ＆Ａ案件が大幅に増加しています。ここで必要になるのはファイナンス面での知識は勿論ですが、まずはコミュニケーション能力です。オーナー企業の社長や経営陣とのコミュニケーション、また買い手企業の選定等あらゆる面でそのコミュニケーション能力と営業力が問われます。
真っ先に対象となりそうなのが、銀行の法人営業職や大手証券会社の事業法人担当ですが、金融機関以外の方でもご自身のコミュニケーション能力と営業力を活かしてご活躍されていらっしゃる方も多数見受けられます。
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