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保険商品は、銀行窓販の解禁・ネット系保険会社の誕生・簡保の民営化に加え、ほぼすべての保険会社の保険商品を取り扱う大手乗合代理店の躍進と様々な販売チャンネルで保険商品が買えるようになりました。一昔前の各生命保険会社の生保レディのプレゼント攻撃で5〜6年毎に保険商品を乗り換えていた時代からは考えられない販売チャンネルの変化です。銀行窓口では、預貯金・投資信託・保険商品を組み合わせライフプランに応じてポートフォリオを構築することが可能になりました。
ネット系生命保険会社では、顧客が保険を購入したいときに、自分のペースで欲しい情報を入手して、自身で内容を納得した上で加入することができ、新しい利便性の高いチャネルとなりました。また、簡保の民営化は、郵便局が民営企業と競い、より充実した商品・サービスを提供するようになりました。また、乗合大手保険代理店では、特定の保険会社に偏らず複数の保険会社の多数の保険商品の中から、販売員がライフプランを伺った上で最適な見直しプランを提案してくれます。
商品性も少子高齢化が進むにつれて、死亡リスクへの対応から長生きリスクへの対応へと変化しています。このため、従来の主力であった死亡保障商品(定期付終身保険、定期保険、養老保険など)が減少し、医療保険及び終身保険が増加しています。今後も更なる高齢化や医療技術の進歩、医療費の自己負担増が見込まれこの傾向は続いていくと思われます。
現在の保険業界は、業界構造が大きく変わって行くことによって、新しい事業機会が生まれ、各保険会社ではさまざまな能力、経験をもつ人材を必要としています。金融窓販・ネット販売・大手乗合代理店などの販売チャンネルの多様化、商品的にも第三分野にウェイトが移るなど、各社とも新しい分野への進出が増えており、即戦力の需要が増えているようです。