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ケースインタビューとフェルミ推定

ケースインタビュー

ケースインタビュー

戦略コンサルタントのポジションで、応募する場合には、「ケースインタビュー」と「フェルミ推定」対策をしておくことが必須となります。

ケース・インタビューとは、インタビュアーであるコンサルタントがクライアントの立場から、特定の状況を想定させて、その問題点と考え出させるインタビューです。

新卒・中途入社共に、ほぼすべての戦略系ファームがこの方式を採用しています。ケース・インタビューは、正解を求めるものではなく、答えるに至るでのプロセスを見て、論理的思考・ストレス耐性・独自性のある発想などキャンディデートのコンサルタントとしての様々な素養が試されます。

<ケースインタビューの出題例>
「駅前にあるカフェの売上を2倍にする施策は?」
「売上の落ちている映画館の売上を向上させる方法は?」
「スマホを使って1日で100万人が利用するサービスを立案してください」

<合否の決め手>
・論理性「問題を論理的に検討する思考力があるかどうか」
・コミュニケーション能力「面接官とのスムーズなコミュニケーションがあるか」
・楽しむ姿勢「考えることを楽しんでいるか」

ケース・インタビューの重要なポイント
1.問題が出されてもあわてて答えないことです。しっかりと課題を把握し、把握しきれない場合は、インタビュアーに質問して確認を行ってください。考えがまとまらないうちから話し始めず、一呼吸置いてから話し始めるのがベストです。

2.プレゼンテーションではないので、一方的にしゃべってはいけません。コミュニケーション能力を見られています。時折、インタビュアーに質問をし、コミュニケーションを取ってください。会話の中には、発想を広げていくのに有効なヒントがあると思います。緊張して結論を急ぎ、会話が設立しなかったりすると、説明がどんなに論理的でも失敗です。

3.論理が破たんしかかったり、インタビュアーの反応がよくなかったりすると、途中で投げ出したくなりますが、ここで立ち向かうことが重要です。クライアントと対峙した時に逃げない姿勢や困難な難題に立ち向かう強い心が試されています。コンサルタントは、どんな困難な課題にも立ち向かわなければなりません。ストレス耐性は、重要なチェック項目です。

よくあるケースとしては、趣味を聞かれて「スキー」と答えると、「では日本のスキー人口は?」と質問され、「スキーの競技人口を増やすためにはどうしたらいいか?」などど展開することもあり、自身の趣味に関するネタを押さえておいたほうがよろしいかと思います。

フェルミ推定

フェルミ推定とは、実際に調査することが難しい数量や規模をいくつかの手がかりをもとに、最低限の知識で論理的思考能力を使い数量や規模を概算することです。フェルミ推定が課される理由としては、クライアントが持つ課題を発見して課題解決に導くことが仕事であるからです。

コンサルティングファームでは、選考過程にフェルミ推定やケース面接を設け「論理的思考力」を見ています。いくら地頭が良く優秀な人材であっても、コミュニケーション能力の無い方は受け入れられにくいと思われます。

フェルミ推定では、面接官とのディスカッションで、面接官からのフィードバックがあることがあります。その時に自分の考えと異なる提案や、思いもしなかった質問をされることもあります。そのような際に、頭の回転の速さや、指摘を素直に受け入れることができる素直さを評価しています。
<フェルミ推定の設問例>
・都内のマンホールの蓋の数
・新幹線内のレストランの一日の売上
・東京駅前のスターバックスの1日の売上
・日本に電柱は何本あるか?
・ニューヨークには何人のピアノ調律師がいるか?

<面接官が見ているポイント>
・論理的思考力
・コミュニケーション能力
・思考の柔軟性

<フェルミ推定で覚えておくと便利なデータ>
人口:7 億人
地球の表面積:5億km2
海と陸の面積の割合:7 : 3
世界の国の数:195カ国
日本の人口:1.2億人(2050年1億人、2060年9000万人)
世帯数:5000万世帯
平均世帯人数:2.5人
平均寿命:84歳
平均年収:430万円
給与所得者:5000万人
1年に生まれる子供の数:約100万人
東京都の人口:昼間人口1500万人:夜間人口1200万人
フリーター人口:200万人(若年層)
フリーター平均年収:100万円
日本の国土面積:38平方キロメートル(30%平地、70%山岳地)
小学校の数:2万校
中学校の数:1万校
高校の数:5千校
短期大学の数:300校
大学の数:750校
大学進学率:約54%
大企業の数:1.1万社
中企業の数:55万社
小企業の数:330万社
市の数:800箇所
町の数:750箇所
村の数:200箇所

<フェルミ推定を解く手順>
1.前提確認
2.アプローチ設定
3.モデル化
4.数値計算
5.評価 

<フェルミ推定の注意点>
・基本的なデータを頭に入れておく
・すぐに答えを出そうとしない
・初めに定義を決定し、インタビュアーと前提条件を共有する
・フェルミ推定はおおよその数を求めるのが最大の目的

フェルミ推定の過程では、思考過程に抜け漏れがないか、根拠に基いて論理的に考えられているか、面接官との議論の中で素早く修正できるかどうかを重要視されていると思われます。

コンサルティングファームの面接では、必ずと言っていいほどこのような「フェルミ推定」「ケース面談」の場面が設けられているので、関連する書籍を購入し慣れておくことが必要です。

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