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ターンアラウンドマネージャー

ターンアラウンドマネージャー

ターンアラウンドマネージャーとは、経営破綻した、或いは経営破綻しそうな企業の再生を請け負うマネージャーをいい、組織編成などさまざまな観点で企業を再生させる重責を担っています。成果によっては数千万といった高額報酬を得るターンアラウンドマネージャーも存在します。

2003年4月に産業再生機構が設立された頃から、新たな職業として注目度が高まっています。ターンアラウンドマネジャーの最大の使命は、企業価値を高めることにあります。そのため、ターンアラウンド・マネジャーは、財務に強いことはもちろんですが、従来のしがらみに囚われずに新戦略を描いて軌道に乗せることが要求されます。

経済成長率が低い現在の状況下では、新たな成長戦略や組織体制まで作り直さないと成長力を取り戻せません。そのため、マネジャー層の全面的な入れ替えや評価制度の刷新といった組織改革はもちろん、取引先の絞り込みや取引条件の見直しなどによる大胆な施策の実行力が求められます。

ターンアラウンドマネジャーは、企業再生において重要な意思決定をしていかなければなりませんから、CEOなどの責任のある役職に就くことが一般的です。そして、多くのケースでは、ターンアラウンドマネジャーを中心とした企業内外の専門家からなるチームを組成して、改革を推し進めていきます。

企業再生にあたっては、財務、事業、組織など幅広くかつ高度な専門性が必要となり、ターンアラウンドマネジャーひとりでは、再生戦略の構築・実行を実施していくのは困難だからです。

事業再生ファンドビジネスにおいては一般的に、投資実行後の経営は外部から招聘した業界での経験者に任せ、ファンド自身は計数管理や財務面での支援を行う。こういった事業再生現場での経験を積み、それを職業として営むようになったプロフェッショナル経営者のことをターンアラウンド・マネジャーと呼ぶようになりました。

これまで日本は、米国に比べ企業再生に対する取り組みが遅れていましたが、産業再生機構の活躍などが引き金となり、企業再生案件が数多く手がけられるようになってきました。そして、そのノウハウが蓄積され、企業再生における各分野のスペシャリストは増加しつつあり、企業再生を推進するための支援体制が整いつつあります。

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