株式会社ウィルハーツ

資産運用会社の業務内容

資産運用会社のライセンス

資産運用会社

資産運用会社は、アセットマネジメント会社とも呼ばれ、主な業務内容として国内外の年金や機関投資家から運用の委託を受け運用を行ったり、投資信託の運用や投資に関する助言等を行っています。

日本国内で業務を行うために必要なライセンスとしては、投資信託委託業務(投資信託の受益証券の権利者から拠出をうけた金銭等の財産を運用する)、投資一任契約にかかる業務(投資一任契約を締結し、その金銭等の財産を運用する)、投資助言業務(報酬を受け取り投資顧問契約を締結し、有価証券等の価格や動向について助言を行う)、主にこの3つとなっています。

アセットマネジメント会社各社は、債券、内外株式、為替をはじめ、不動産、プライベートエクイティ、インフラ投資、ヘッジファンドなどのオルタナティブ(代替投資)、その他マルチ・アセットなど、幅広い資産クラスを投資対象とし、サービスを展開しています。

投資信託ビジネスにおいては、個人投資家向けの投資信託の販売会社である証券会社や銀行へ幅広い投資戦略の商品を提供しています。また、投資顧問業務では、公的・私的年金や政府・中央銀行などの公的資金、事業法人、銀行、生保等の機関投資家に対して、サービスを提供しています。

近年、個人の資産運用ニーズの高まりや、超低金利による運用難、また貸出残高の伸び悩む銀行の新たな収益源として、資産運用業務は金融業の中でも数少ない成長産業と見なされており、業容拡大しています。

証券会社と資産運用会社を同じようなものだと混同している人がいますが、この二つの業種は実はまったく別の機能を持つ金融機関です。日本の大手金融機関は、現在ほとんどグループ化されていますので、親会社が銀行、生保、損保、証券会社、もしくはそれらを母体とする金融持株会社の子会社の形態で子会社で資産運用会社を持ついうスキームがほとんどとなっています。

外資系の場合は、大手金融グループの資産運用会社や独立系資産運用会社が日本国内でビジネス展開を行っています。外資系で近年業容を拡大しているのは、オルタナティブ投資やプライベートアセットに強みを持つアセットマネジメント会社です。

また、アセットマネジメント会社の中には、機関投資家等から預かった資金を運用し、相場の上下変動にかかわらず収益を追求する「ヘッジファンド」と呼ばれる機関投資家が存在します。ロング・ショートなど反対売買などを組み合わせることでリスクをヘッジしながら運用を行います。

独自の運用ノウハウで株式、債券、通貨、商品などに投資し、空売りやデリバティブ取引など金融工学を駆使して相場の下落局面でもリターンを狙います。運用コストは、投資信託などと比べてかなり高いという特徴があります。世界的なトレンドを分析して運用するグローバル・マクロ、相場の影響を極力避けて安定運用をねらうマーケット・ニュートラル、割安な銘柄を買い(ロング)、同時に割高な銘柄を空売り(ショート)するロング・ショートなどの手法が有名です。

投資信託委託業務と投資顧問業務

資産運用会社が投資信託を組成し、投資家から集めた資金を運用し、収益を還元していくビジネスです。投資信託には主に個人投資家を対象とする「公募投資信託」と、金融機関や年金基金などの機関投資家を対象とする「私募投資信託」の2種類があります。

金融機関や年金基金などの機関投資家を対象にしているビジネスで、「投資一任サービス」と「投資助言サービス」の2つのサービスがあります。 「投資一任サービス」では、投資家から投資判断や投資に必要な権限を委任され、実際に投資を行います。また「投資助言サービス」では、投資に関する助言のみを行い、投資判断は投資家自身が行います。

資産運用会社と信託銀行の運用部門との違い

アセットマネジメント会社は、リスクをとって収益を目指す個人投資家の資産を運用したり、年金基金などのポートフォリオの中でも多少リスクの高い資産を扱っています。資産運用会社は信託銀行と比べるといくらか高いリスクを取っての運用商品が多いようです。信託銀行の運用部門は、主要顧客が年金基金などの長期安定運用を目指すのが主体で、年金基金は何十年といった期間で運用益を最大化しようとしています。

資産運用会社の業務

業務としては、大まかにフロント業務、ミドル業務、バック業務の3つに分けられます。フロント業務は、さらに運用フロントと営業フロントの2つに分けられます。 運用フロントのポジションには、ファンドマネジャー・ポートフォリオマネージャー・アナリストやトレーダーがあります。大まかな業務内容としては、ファンドマネジャーは投資家から集めた資金の投資判断を行ない、ポートフォリオマネージャーは、ファンドの運用管理を行います。例えば、株式のファンドマネジャーであれば、どこの企業に投資するのかを判断し、アナリストは企業分析を行っています。またトレーダーはファンドマネジャーからの取引注文を受け、各資産の売買をマーケットで行っています。

営業フロントは、ファンドの営業を行います。投資信託における営業フロントでは、自社のファンドを販売会社に取り扱ってもらうための営業活動や情報提供を目的とした投資家向けのセミナーなどを行っています。また、生損保等機関投資家に対する営業を機関投資家営業と呼び、年金に対する営業を年金営業と呼びます。 ミドル業務では主に運用ディスクローズや、リスク管理などを行います。運用ディスクローズでは、投資家に対するファンドの投資信託説明書(交付目論見書)やファンドの運用状況のレポートなどの作成を行います。

リスク管理では、主にファンドの運用状況について運用リスクの観点などからモニタリングし、ファンドの運用方針から逸脱した運用が行われていないかをチェックしています。

弊社では、長く外資系資産運用会社でキャリアを積んだコンサルタントが転職相談を受け賜わっております。アセットマネジメント会社への転職をご検討中又は最新求人情報をお知りになりたい方は、お気軽にご相談ください。

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