戦略コンサルタント

戦略コンサルタントの手掛けるコンサルティング内容の幅が広がり、オペレーション業務改善、新規事業立案、M&A戦略策定等従来の経営戦略策定だけではなく、その描いた戦略を実現するために実行の部分までサービスを提供しています。

コンサルティングファームへの転職志望者は年々増加しておりハードルはかなり高く、特に戦略系コンサルティングファームの合格率は、応募者100人で1人通るかどうかといわれていましたが、現在戦略コンサルティングファーム各社が積極採用中であり、平年に比べてかなりチャンスは拡がっているようです。

通常プロジェクトを行う場合は、特定の専門知識のある人物が集められチームを構成しますが、戦略系のプロジェクトに関しては、特定の専門知識そのものが求められることは基本的にはありません。クライアントやその業界に今までなかったような事態が発生した場合に依頼されることが多いので、業界知識だけでは解決できない場合がほとんどだからです。その代わりにより高いレベルの論理的思考など問題解決力能力が要求されます。

戦略コンサルティングファームでは、もちろん新卒採用も行っていますが、事業会社で経営企画等に携わっていた人材を中心に中途採用を積極的に行っています。採用の基準は主に地頭の良さ、論理的思考、問題解決力、コミュニケーション力、過去の実績・経験等です。

戦略コンサルティングファームというと、地頭の良さや論理的思考を重視するという面ばかりが強調されますが、クライアントに常駐してプロジェクトを行うことが多いため、現場と摩擦を起こさずにプロジェクトを進めていくコミュニケーション力が非常に重要です。

中途採用の選考では、論理力・問題解決スピードなどを求められる筆記試験、論理的思考・即応力及び総合的な能力を問うケース面接などの選考過程を乗り越えていく必要があります。論理的思考力や地頭の良さを見られるということだけがフォーカスされがちですが、それと共にコミュニケーションやプレゼンテーション能力の高さも見られており、どのような状況下においても冷静にコミュニケーションをとり、課題を解決していくという高度な能力が求められます。