金融転職 ホーム > 特集&コラム > 外資系証券投資銀行部門の若手採用状況
日本国内で活動をしている外資系証券会社では、相変わらず中途採用はほぼフリーズの状況が続いているが、大手国内企業のクロスボーダーM&Aが活況を呈しているため、若手アナリストレベルの採用を数社の外資系証券会社の投資銀行部門が行っている。
しかし、相変わらずの狭い門らしくオファーもらったという話を最近身近で聞いたことがない、一体どんなキャリアの若手が採用されているのか、興味が湧いてしまう。
応募する候補者は、仕事が超ハードで離職率が高いポジションであることは覚悟して外資系証券会社の投資銀行部門にアプライし、グローバルなマーケットで活躍する一流のバンカーとしての夢を描き面接に向かうのであるが、ほとんど全滅の状況らしい。おそらく1名の採用に対して100名超の若手がアプライしているのではないだろうか。
採用時のインタビュアーを時折担当するごく親しいバンカーによると、旧帝国大・早慶卒、TOEIC850以上、メガバンクか大手証券会社勤務の20代後半という同じ様なハイスペックの学歴・キャリアというスキルセットを持つ書類選考を通過した応募者を順番にインタビューして行くとのこと。
インタビュー内容もほぼワンパターンで、「なぜ、外資系投資銀行部門への転職か?」「何故当社に応募したのか?」という質問に対し、明確に、論理的に且つ熱意を持ってプレゼンしなければならないのだが、1次面接で不合格となる若手が多い。質問に対する回答がまず予想通りであるからなのだそうだ。
特に投資銀行部門の、インタビューではいかに自分を採用すれば会社にとってメリットがあるか、自分を売り込むという「営業力」を期待しているとのこと。まるで面接ではなく営業プレゼンの状況だ。
お手本のような回答をする候補者に対しては30分以内でインタビューが終了してしまうこともあるらしい。また、クロスボーダー案件が大半を占めるため英語力を必要とされるが、帰国子女でもない限り、いくらTOEICの点数が高くてもまず仕事では使えないのは理解している。
本当に外資系投資銀行部門に転職したいのであれば、週末の英会話スクールでのトレーニング、スカイプ英会話、海外ニュースのヒアリング、外人の友人とのランチ等、やる気になれば方法はいくらでもある。要は、日頃から実践的な英語力を磨くため、自己研磨をやっているかどうかがポイント、「オファーレターをいただければ頑張ります。」では通用しない。