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若手銀行員の転職事情(2017年7月)

若手銀行員の転職事情

メガバンクを中心に若手銀行員の転職相談が増加しています。弊社でも転職相談に来られる方の3割近くがメガバンクに勤められている若手銀行員です。理由は、成果報酬制度の導入による若手の固定給が上がらない給与システムや大量採用を行うため入社当初は本人の希望がほとんど聞き入れられない等、いくつか挙げられますが、景気回復に伴い銀行員のキャリアを活かせる求人が増加し希望に沿った転職先があるというのも大きな理由の一つです。
若手銀行出身者は、優秀でポテンシャルの高い方が多く、また入行後きちんとした教育を受けているため、採用側からも歓迎されるますが、転職活動を行う際には、活かせるキャリアを明確にし、自身が希望する職種に優先順位をつけた上で、現実的な選択肢の中から一番自身の希望に合うものを選ぶ姿勢を持つことが転職成功の秘訣です。
具体的に、銀行出身者が培ったキャリアを活かせる職種をいくつかご紹介いたします。まず、銀行に入行後、経験されてきた部署・ポジションによって、スキルやご経験は様々かと思いますが、同業の銀行に転職されるのであれば、銀行での全てのご経験が活かせます。
為替・金利・運用等マーケット系のキャリアは、同業他社や運用会社に転職を希望する場合、非常に高く評価されます。但し、専門すぎるがゆえにキャリアを活かせる転職先の範囲は狭くなります。コーポレイトファイナンス系の業務につくのであれば、基本的な財務分析経験やBS/PL/CF分析をしてきた経験は評価されます。
事業再生系のファンドやコンサルティングファームにおいては、銀行員という立場で業績不振先に対応してきた経験や不良債権処理に従事した経験が高く評価されます。事業再生の業務では、銀行員という立場で当該業務に取り組んできた経験がダイレクトに役に立ちます。
銀行での経営企画・業務企画といった企画系業務に従事されてきた経験は、金融機関を対象としたコンサルティングファームなどで非常に評価されます。計数管理・海外進出の企画・マーケティング企画といった銀行特有ではない企画経験は、他の金融機関でも活かせます。

人気のポジションであるM&Aアドバイザリーについても、M&A関連の経験がある方は勿論のこと、経験が無くとも若手の銀行員でポテンシャルが高い方は歓迎されます。但し、事業再生と異なり、ビズネスレベルの英語力が必須となることが多いようです。また、外資系や日系大手証券会社の投資銀行部門では、応募者が多く同じようなキャリアの方が多いことから、本部での勤務経験といった何らかの+アルファのキャリアが必要とされています。

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