ファンドアナリスト
ファンドアナリスト
ファンドアナリストは、個々のファンドに対して分析・評価などを行っています。具体的には、ファンドを運用する運用会社の評価やファンド・マネージャーの資質、運用哲学、運用プロセスなどを分析評価しています。ファンドアナリストは、格付会社や運用評価を行っているコンサルファームなどや証券会社で業務を行っています。
評価方法には、定性評価と定量評価の2つがあります。定性評価は、ファンドアナリストが、個別のファンドの毎月の運用報告・売買リストなどを見て投資の一貫性などを検証したり、直接、ファンドマネージャーと面談しインタビューを行うなどして調査を行います。
定量評価は、過去の実績を定量的に分析し、運用成果が正しい判断に基づいて生じたのか、たまたまだったのか判断します。これによって各ファンドの運用成果の源泉を分析し今後も運用成果が期待できるかどうかを判断します。
分析評価を定量評価と定性評価2つの側面から行う理由は、定量評価は、パフォーマンスを分析するものであるが、これで優れた評価を受けたとしても、それが必然であったのか、あるいは、偶然であったのかについては完璧に判断できず、又定量評価の結果は、今後もその実績がそのまま継続されていくとは限らないからです。そこで、定量分析に加えて、ファンドのクオリティに関する分析である定性評価を併せて行っています。