クレジットアナリスト
クレジットアナリスト
グローバルな低金利環境の中で、魅力的なリターンが期待できるクレジット投資のニーズが高くなっており、クレジット商品の分析を行うクレジットアナリストの求人が増加しています。機関投資家のみならず個人投資家向けグローバルクレジット戦略運用の投資信託が人気化しており、今後もこの傾向は続くと思われます。
銀行等の融資関連業務でのクレジットアナリストとは、与信管理のための企業調査を行うアナリストをいいますが、資産運用業界でのクレジットアナリストは、債券運用のために企業の支払い能力や個々の債券の信用分析を行うアナリストをいいます。
社債などに投資するクレジット投資とは信用リスクを取ることでより高いリターンを得ようとする投資です。クレジット投資対象としては、投資適格社債と投機的格付社債(ハイイールド社債)、証券化商品、バンクローン、ハイブリッド証券(転換社債、CoCo債、劣後債、優先証券)などがあります。
クレジットアナリストの仕事は、決算や発行企業に関連するアクシデントが発生した時に、すばやく情報収集を行い、個々の債券の格付けを見直します。(あるいは見直さない)株の世界と違って、債券は非常に狭い世界ではありますが、資金の大きな流れに影響する世界ですので、とてもやりがいのある仕事です。
クレジットアナリストは、債券運用が企業年金や機関投資家の運用資金に占める比率が高いことから、コンスタントにニーズのあるポジションですが、証券化商品等投資対象が複雑化したりグローバル化していることから、今後も高いニーズのあるポジションになるかと思われます。
クレジット(社債等)への投資は、グローバルな運用によって最大限の効果を発揮し、トップダウンとボトムアップのファンダメンタルズ・リサーチによって、戦略のリターンを効果的に向上させることができる投資戦略です。