

銀行や証券会社などを通じて販売される公募投資信託の運用を行う委託会社では、販売用資料として目論見書・パンフレットを作成します。目論見書には商品の概要や運用哲学、投資家が負担する費用やクローズド期間など重要なポイントが記載されています。また、パンフレットには設定依頼のパフォーマンスやマクロ環境、投資環境についての考え方などが記載されています。
販売用資料作成業務の担当者は、目論見書・パンフレット以外に販売員を対象とした勉強会や顧客向けセミナー等資料の作成も行います。これらは、設定来のパフォーマンスや対ベンチマークに対する超過収益、パフォーマンス要因、組入れ銘柄など更に詳しい内容が記載されています。
また、すでに設定されているファンドでは、各委託会社は投資家に対するディスクロージャーの一環として週次・月次のレポートを出しています。内容は、各社によって若干異なるものの、基準価格の推移や組み入れ銘柄、マーケット環境や相場の見通し、今後の運用方針などが記載されています。
販売用資料作成業務担当は、金融スペシャリストとして高い評価を受けるポジションの一つですが、求められるスキルも高い職種です。各委託会社が求める共通のスキルとしては、ブルームバーグ等を使っての資料作成経験、パワーポイント・エクセル等の上級PCスキル、マクロ環境についての理解・知識等が求められます。また、運用を海外のアセットマネジメント会社へ再委託するファンドが多いことから国内系委託会社でも英語力を求められることが多くなっています。