デリバティブトレーダー
デリバティブトレーダー
銀行や証券会社では、恒常的に若手「デリバティブトレーダー」の採用を行っています。基本的には、金利スワップ・金利オプション・債券先物、株式指数などのトレーディング経験のある方が対象ですが、20歳代の若手ポテンシャル採用も時折見受けられます。
若手ポテンシャルの採用基準としては、グローバル市場のトレーディングに必要な英語力があり、社内外の外国人とのコミュニケーション能力がある方で、大学・大学院での理数系専攻者がターゲットとなっています。
デリバティブトレーディング部門では、金利・為替・株式指数などのデリバティブ取引を扱い、証券会社や銀行が参加している金融市場において自己勘定でのトレーディングならびにクライアント向けマーケットメイクを行っています。
金利・証券・為替マーケットにおいて、積極的にリスクを取りながら収益を稼ぐのを目的としています。デリバティブトレーダーは、自己勘定で金利・為替・株式指数などのデリバティブ市場で、価格変動リスクを読みつつトレーディングを行います。緊張感があり、経済環境や情報分析の読み、その結果がダイレクトに出る点が、この仕事の面白さです。
マーケットという不確実な世界で、デリバティブトレーダーは自分の見通しやシナリオが本当に正しいのかという不安が常に付きまとい、緊張感のある仕事となります。そのため、トレードというアクションを起こす際や、ポジションがアゲインストに行ってしまった際の判断は非常に難しいと言えます。
しかしそれが故に、世界各国の政治・経済情勢や時事刻々と変化するマーケットのダイナミズムを感じながら、自分なりの分析やチームのメンバーとのディスカッションの中からストラテジーを考え、それをもとにトレードを行った結果、マーケットが想定通りに動いて収益に結びついたときには大きな達成感がある職種です。