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アクチュアリー

アクチュアリーとは?

アクチュアリーとは、将来のリスクや不確実性の分析、評価等を専門とする専門職のことであり、確率論や統計学を用いて、死亡率や事故の発生率などを計算し、生命保険や年金の掛け金の算定や、将来の支払いに備えるための準備金の適切な積み立て金額を算出します。アクチュアリーと呼ばれるためには、「社団法人日本アクチュアリー会」の正会員の資格を取得しなければなりません。

資格取得のためには、同会が実施する資格試験に全学科合格と、プロフェッショナリズム研修の受講が必須となります。通常は、生損保や信託銀行等で実務経験を積みながら勉強をし少しずつ科目合格をしていくのが一般的です。アクチュアリーの主な活躍の場は、保険会社・信託銀行・監査法人・コンサルティングファームなどがあります。

日本アクチュアリー会

日本では、アクチュアリーになるためには社団法人日本アクチュアリー会の正会員になることが必要です。1次試験・2次試験とも合格すれば正会員、1次試験全科目に合格すれば準会員、1次試験に1科目以上合格すれば研究会員となります。

1次試験科目(5科目)
数学・生保数理・損保数理・年金数理・会計・経済・投資理論

2次試験科目(下記のいずれかのコースで各2科目)
生保コース(生保1、生保2)・損保コース(損保1、損保2)・年金コース(年金1、年金2)

アクチュアリー資格

・受験資格 第1次試験は、学校教育法における大学を卒業した方、もしくは日本アクチュアリー会がそれと同等以上の学力を有すると認めた方。第2次試験は、第2次試験の全5科目に合格した方。

・試験内容
(第1次試験)
「数学」「生保数理」「損保数理」「年金数理」「会計・経済・投資理論」の5科目で構成されており、すべてマークシート方式です。
(第2次試験)
「生保コース」「損保コース」「年金コース」の3コースから1つを選択します。いずれも二科目の専門科目があります。いずれのコースを選択して合格した場合も、正会員資格としての区別はありません。

第1次・2次試験とも筆記試験になります。
第2次試験に合格した後、研修を修了することが資格取得要件です。
試験日程:12月

受験資格は原則として大学を卒業の者、一度に全科目に合格する必要はありませんが、1次試験にすべて合格しなければ2次試験は受験できません。したがって最短では2年で正会員資格が取得できることになりますが、実際には全科目合格までにかかる期間の平均は8年程度と言われています。合格者は理系大学卒業者で数学や統計学に精通している方が多いようです。

アクチュアリーの仕事内容

生命保険の分野では、新商品を開発する場合に、統計上の死亡率などをベースに、保険料率や支払保険金を決定したり、既存商品の見直しなど数理的な業務です。また、決算関連業務や数理関連システムの開発、ALMリスク管理等にも携わることがあります。

損害保険の分野では、自動車保険、火災保険等損害保険商品の開発にあたり、保険の対象に対するリスクの特定・定量化等の職務内容です。

年金数理の分野では、退職給付制度設計、年金ALM、退職給付会計計算等年金基金等での制度策定や、年金コンサルティングンの分野で活躍できます。

又、近年では年金事業・共済事業、M&Aにおける人事分野、特に退職金に関するデューデリジェンス業務においてアクチュアリーを採用する傾向があり、アクチュアリーは、益々活躍の場が広がっています。

アクチュアリーの転職

求人数に比べアクチュアリー有資格者の絶対数が少ないため、有資格者・アクチュアリー科目合格者共非常に引き合いが多い状態が続いています。転職を通じて給与・ポジションのアップを達成できることが比較的多いようです。外資系においては、英語力が必須という企業も多く、英語力をつけることにより更なる条件アップも期待できます。

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