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アセットマネジメント業界最新求人動向 2021年上半期

アセットマネジメント業界最新求人動向 2021年上半期

2020年度は新型コロナの影響で、新規採用に関して慎重な姿勢を見せていましたが、2021年度に入りワクチン接種のスピードが増してきたことから、新規求人も徐々に増加しています。

2020年度は、乱高下はあったものの、終わってわってみればほとんどの主要マーケットが年初来プラスで終了する中、アセットマネジメント業界の求人は、一部若手ポテンシャル採用を手控える動きも見られましたが、全体としては底堅く推移しました。

今期は、未だコロナの影響が採用計画を依然左右することが考えられますが、ここ数カ月の傾向を踏まえて2021年上半期の求人動向を推測してみたいと思います。

まずアセットマネジメント業界はDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する傾向にあり、DX企画推進業務や社内SEの求人が増加しそうです。また今期はDX化に加え、SDGs(Sustainable Development Goals)やESG(Environment・Social・governance)関連の求人も増加が予想されますが、すでにESGアナリストの求人は各社から出ており、採用意欲が更に強まることが予想されます。

引き続きニーズが強いと思われるのが、オルタナティブ投資関連の求人です。プライベートアセット、海外不動産・インフラ投資等は、国内機関投資家から引き続き資金流入が続いており、それらアセットのポートフォリオマネージャーやプロダクトマネージャー、商品企画等の経験者に対するニーズは継続すると思われます。

営業部門では、コロナ感染が下半期は収まり営業訪問が可能になることから、金融機関向け営業やリテール向けの投信営業の人材ニーズが復活することが考えられます。また、日本株のバリュー投資やESG投資に強みを持つアセットマネジメント会社から海外投資家向け営業の増加も予想されます。

運用部門では、クレジットアナリストやクオンツ系のファンドマネージャー・アナリストの募集を継続することが予想され、高い財務分析能力や統計数理能力を持つ人材のニーズは依然強そうです。

ミドルバック部門では、リーガル・コンプライアンス人材は流動性が低いこともあり、経験者に対する需要は当面継続すると思われます。

以上のように、コロナの影響で先行きが読みにくい状況ですが、アセットマネジメント業界全体としては、上半期は昨年度以上の求人が見られると予想しています。

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