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外資系証券会社への転職事情

外資系証券会社への転職事情

証券業界は、ここ10年でホールセール専門証券会社とリテール中心の証券会社、オンライン証券、ファンドやIPOなど特定分野に特化したブティック系証券会社などに、専門的に分化しました。 この中でも、もっとも求人意欲が高く、また転職希望者からの志望度も圧倒的に高い分野がホールセールであり、職種としてはM&A、MBO、ECM、DCMなど投資銀行業務になります。特に、圧倒的な人気であったのが、ホールセール部門に専門特化した大手外資系証券会社でした。

しかし、現実的には、リテール業務からホールセール業務や投資銀行業務に転職するのは難しく、ごく一部の限られた経験者が他の証券会社へ転籍しているのが現状です。投資銀行業務の経験者は、相変わらず引き合いが非常に多く、ごく限定的な超・売り手市場を形成しています。特に、外資系証券会社では、さらに狭い世界で回っているという表現が当てはまるのではないかと思います。

2013年の前半には、前期に引き続き外資系証券会社ではリストラが行われました。基本的には、現在は求人はほとんどない状況です、昨今の金融市場の回復にも関わらず、あえて補充せず、既存の従業員でカバーしています。アベノミクス効果により国内経済が徐々に回復し、上場企業は国内での資金調達(株式や社債の発行、銀行貸出)をぞ増加させ、機関投資家や個人は国内証券での資産運用を増やしています。

欧州市場や新興市場関連の金融商品が売れなくなり、これらを背景として外資系証券会社の優位性が低下し、日本の大手証券会社の相対的な存在感が上昇しています。

参考:日系証券会社のホールセール部門の転職希望者が、外資系証券会社に転職する場合は、英語力が重要視されます。20代のスタッフクラスではTOEIC750~850、30代のマネージャークラスになるとTOEIC850以上が目安です。また、投資銀行業務を希望される場合は、グローバル案件が多数を占めるため、年齢にかかわらずビジネスレベルの英語力が求められます。

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