格付け会社の格付けアナリスト(クレジットアナリスト)の仕事

2019年12月13日

格付け会社の格付けアナリストは、クレジットアナリストとも呼ばれ、企業の支払能力や発行した債券の信用分析を行っています。機関投資家サイドである、生損保や銀行、保険会社や証券会社にもクレジットアナリストがいますが、彼らも格付け会社のクレジットアナリストの格付けを、投資等の際には参考にしています。

格付け会社

格付会社とは、国債・地方債・事業債や証券化商品等金融商品などについて、その信用状態に関する評価の結果を記号や数字を用いて表示した等級(信用格付け)を付与する企業で。格付機関とも言います格付けは、格付け機関のアナリストたちによる財務分析や業界分析をもとに行います。又、対象企業から依頼されて格付けを行う「依頼格付け」の場合は、経営陣とのミーティングなども行い、より詳細な情報をもとに格付けを行っています。

クレジットアナリスト

クレジットアナリストは、政府や企業・ストラクチャード商品などなどの信用状態に対して等級で「格付け」を行います。国債や地方債、事業債、証券化商品など、「貸したお金がちゃんと返済されるか」を記号でレーティングします。債権の元本・利息が確実に払えそうであれば格付けが高く、返済能力がなさそうであれば低く格付けします
格付けには、市場のニーズによって格付け機関が独自に格付けをする「勝手格付け」と債券の発行体からの依頼によって格付けをする「依頼格付け」があります。

投資家は、投資判断の際に、自身のみで分析するのは大変なことで、その際に格付け機関のクレジットアナリストが分析・評価した「格付け」を参考にすれば判断がしやすくなるというわけです。

格付け会社による「格付け」が下がった場合、企業の新規資金調達)がコスト高になり、負債の多い企業にとっては、ボディブローのように効いてきます。また格付け機関からの格下げ発表後、マーケットで株式や債券価格が大幅下落することもあり、格付け機関のクレジットアナリストの仕事は、市場動向に直接影響を与えることのある緊張感のある仕事といえます。

格付け会社・機関一覧

・日本格付研究所(JCR)
・格付投資情報センター(R&I)
・S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)
・Moody’s(ムーディーズ)
・Fitch Ratings

クレジットアナリストに必要なスキルセット

・大学卒以上(帝国大、早慶等同レベル)
・アナリストに必要な論理的思考力、分析力、説明力等を有する方
・金融機関等でリスク審査や与信審査の経験者
・監査法人勤務の公認会計士、日本株アナリストなどの経験者