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不動産ノンリコースローン

不動産ノンリコースローン

不動産ノンリコースローンとは、不動産を担保としその担保不動産から得られる家賃収入や売却価値等キャッシュフローを返済原資とするローンです。ノンリコースローンは、「非遡及型融資」と呼ばれ、個人や法人などが保有する特定の事業や不動産等の資産から生ずる収益のみを返済原資とされ、融資に伴う求償権の範囲を物的担保に限定するため担保物件以外は遡及されないローンで、担保物件を売却して債権額に満たない場合でも、それに対する一切の債務から免責されます。

日本の金融機関のほとんどは、遡及型融資しか取り扱っていませんでしたが、不動産証券化市場の拡大によりノンリコースローンが注目されてきました。例えば、ノンリコースローンの対象が不動産の場合は、不動産ノンリーコースローンと呼ばれ債権者である銀行が求償できる範囲は賃貸収入や不動産の売却代金に限定され、債務者の他の資産からは回収ができません。対象としては、賃貸マンションから大型の不動産開発まで様々であり規模等は限定されません。

ノンリコースローンは、通常の融資金利より高めに設定することが出来ることから、資産流動化市場の発展に伴って今後も拡大が予想されますが、融資を行うかどうかを決定する銀行側には、リスクを軽減するため「事業性の分析」など高度な判断力が必要となり、優秀な人材の確保が必要となります。

資産の当初保有者のリスクを切り離す必要があるために、基本スキームとしては、資産流動化法に基づき特別目的会社(Specific Purpose Company)を設立し、SPCが資産当初保有者と売買契約を行います。金融機関は特別目的会社(Specific Purpose Company)に融資を行い出資金と合わせ物件代金を支払います。SPCはローン返済を物件の収益から行い、剰余金は借入主体である投資家に配当として支払います。

拡大する証券化市場を背景に、銀行側も有望なビジネスとして力を入れており、不動産ノンリコースローンを扱っている銀行での、採用意欲は非常に高いといえます。成長過程の市場分野であるため未だ専門家は少なく、今後経験を積み金融スペシャリストを目指せるポジションです。

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