オルタナティブ投資
オルタナティブ投資
オルタナティブ投資とは、代替投資と呼ばれいわゆる株式や債券などの伝統的な投資対象資産以外への投資を言います。昨今、運用難に悩む企業年金や機関投資家の多くが、活路を見出すべくオルタナティブ投資を積極的に行っています。
具体的には、ヘッジ・ファンド投資が一番有名ですが、それ以外にセカンダリーマーケットで売買されている生命保険証券に投資したり、不動産を証券化した商品やローンの証券化商品への投資などがあります。
これらのオルタナティブ投資の資産配分上の位置づけは、パフォーマンスの極めて悪い国内債券などの伝統的な投資対象への配分の一部をオルタナティブ投資へ割り当てるケースが殆どです。オルタナティブ投資は、株式、債券等のマーケットの動きとは相関関係が低く、また逆相関に近いプロダクトもあり。株式や債券市場に左右されませんので、ポートフォリオ全体のバランスを向上させることが可能となります。
株式市場の運用実績が振るわない時の収益獲得の手段として、多くの企業年金や機関投資家に支持をされるようになってきています。しかしながら問題点としては、オルタナティブ投資の種類によっては、運用リスクを判断することが難しいものもあります。また、投資内容に関する情報開示が不十分であったり、すぐにキャッシュ化できないものや、流動性が低く、時価評価できないものなどもあります。